楽しく美味しい食事時間 vol.01
夏の暑さが本格化する季節、脱水症状に気をつけることはとても重要です。暑さで食欲が低下し、食事量が減ることで不足しやすいタンパク質、カリウム、水分は、私たちの健康を保つために欠かせない栄養素です。一般的に水は栄養素に含まれないと考えられていましたが、最近の医学や生理学では水と酸素を栄養素として取り扱うようになってきています。ここでは、これらの栄養素がどのように体に影響を与え、どのように補給すればよいかについて詳しく解説します。この夏を健康に過ごすためのヒントを一緒に見ていきましょう!
【管理栄養士あさかによる[楽しく美味しい食事時間]毎日を彩る、おいしい健康食のヒント】
タンパク質
筋力や体力を維持するために非常に重要な栄養素です。動物性たんぱく質と植物性たんぱく質を1:1の割合で摂るのが理想的です。 一日体重(kg)×1.2g/日を目安に、一食あたり約20g 前後を取り入れることを目指しましょう。 動物性たんぱく質:肉、魚、卵、乳製品 植物性たんぱく質:大豆、豆製品 不足すると、フレイルや骨粗しょう症などのリスクが高まります。
カリウム
カリウムは筋肉の収縮に関係しています。通常の食事で不足することはありませんが、下痢や多量の発汗、利尿剤の服用によって不足する場合があります。カリウムが多く含まれる食品:ほうれん草、カボチャ、キュウリ、ひじき、鯛など不足すると、筋肉量の低下、脱力感、食欲不振などの症状が現れます。
水分
汗や尿など目に見える部分から約1~1.5L、目に見えない部分から約500ml、合計で一日に1.5L以上の水分が失われています。そのため、1.5~2Lほどを目指してこまめに水分を補給することが重要です。飲み物:水、お茶、経口補水液(OS-1)など食事:汁物、果物、生野菜など不足すると脱水が起こり、便秘、血栓、脳梗塞などのリスクが高まります。
暑い夏でもしっかり栄養を摂取し、健康を維持するためには、タンパク質、水分、カリウムをバランスよく取り入れることが大切です。今回紹介したレシピを活用して、栄養満点でさっぱりとした料理を楽しみながら、夏を元気に乗り切りましょう!