大変!!コロナ禍の高齢者の体力・運動機能の低下が大問題
新型コロナウイルスの蔓延が始まり、約3年が経過しました。
まだまだ、安心することの出来ない状況下で、コロナ禍の高齢者の方の体力や運動機能の低下が最近特に問題視されています。
今回はコロナ禍における身体機能の変化についてまとめていきます。
コロナ蔓延前から 今日までの体力・運動 機能の変化
毎年スポーツ庁によって実施してされている「体力・運動調査」で高齢者の運動機能の変化を見ていきます。
体力・運動能力調査 新テスト合計点
対象は65歳~79歳で、調査内容としては、握力や上体おこしなど複数項目です。(図表1)
結果は各項目の記録のほか、各項目を10点満点で評価をした得点の合計を総合評価の指標として使用しています。
図表2から結果を見てみると、コロナ蔓延前の2019年までの点数は、おおむね上昇傾向にありましたが、2021年に大きく減少していることが分かります。
高齢者については、新型コロナウイルスに感染した場合に、若年者と比べ重症化や死亡リスクがことから、感染に対する不安を強く感じることが多く、それに伴い移動や外出・運動の機会の減少が原因であると考えられます。
年齢を重ねるだけで活動は自然と減少していく高齢者の方が、コロナにより例年以上に活動量は低下し、身体機能が低下している可能性も考えられます。
これにより、通常以上に高齢者の方への活動や運動の機会を作る必要性が高まっているとされています。