訪問鍼灸マッサージ 患者様インタビュー 27
患者様の状況について
お伺いしている患者様は、2年半ほど前に胸の痛みや足の違和感が現れ、その半年後に総合病院へ受診したところ、大きな病気であることが判明したそうです。手術と入院治療の後に、退院をしたものの後遺症の左半身麻痺とその他の障害が残りました。退院直後は、訪問リハビリを週3回利用したり訪問看護師によるサポートを受けながら、在宅生活を続けていました。しかし、麻痺が残る左半身に痛みがあり、特に下半身の痛みは日常生活に負担が出ており、とてもストレスを感じていた状況です。そのお悩みに対し、エミシアとして鍼灸やあん摩マッサージの技術、機能訓練や新たに導入した治療機器など、様々なアプローチからお悩みを解決できるよう取り組んております。今回はその内容をご紹介いたします。
エミシアを利用した切っ掛け
患者様は、退院後に訪問リハビリで簡易的なマッサージを受けたり、家族も可能な限りマッサージをして療養をサポートしていたそうです。その中で、ケアマネジャーさんから「専門のマッサージ師にお願いしたほうが良い」「リハビリも併せて行ってくれる会社があるよ」紹介・提案をしてくださったようです。弊社のような専任のマッサージ師にご依頼いただくことで、お体の状況に合わせたマッサージを受けられることや、十分な時間を設定して施術をすることで、より効率的に成果を出していけると感じております。マッサージ・鍼灸施術に加えて、筋力を鍛えるリハビリなどを取り入れています。介護サービスの訪問リハビリに加えて機能訓練を実施することで、より短期的に効果を実感していただけるのではないかとも考えております。
定期的な訪問施術に入って以降の様子
エミシア訪問鍼灸マッサージでは、こちらの患者様へ週3回の施術を行っております。一番のお悩みだった「痛み」が無くなったわけではありませんが、ストレスに感じることが減ってきているとお聞きしています。後遺症の麻痺がある左半身は、動かせる範囲が大きくなっていると思いますし、ご本人もそう実感されています。「(以前はできなかった)寝返りが自分でもできるようになった」「次第に歩く自信もついてきて、他人の手を借りずに外出を楽しめる日は近い」と、ご本人様の声を家族様も確認しているそうです。
週3回の施術のうち、2回を担当している鍼灸マッサージ師の大庭(写真)との信頼は厚いようです。マッサージを担当している期間の長さだけではなく、マッサージやリハビリにあたっている熱意、体の変化に気付いて声かけをする対応など、「信頼を置けるマッサージ師の方です」と患者様のコメントをいただいております。施術者として熱意をもってマッサージ・リハビリに当たることは当然ですが、何より患者様ご本人が「やる気」を持ってリハビリに取り組んでいただけることは、とても「力」になります。