訪問鍼灸マッサージ 患者様インタビュー 18
約2か月前からエミシア訪問マッサージをご利用いただいている、79歳の男性患者様にお話を伺いました。約5年前に癌になり、その治療方法として選んだのは化学療法(薬物治療)です。
がんの治療後に足や手に痺れが出始めて、患者様曰く、治療薬の副作用ではないかと考えています。また、過去には腰部骨折も患っており、腰痛と手足のしびれが重なり歩行時に違和感を覚えるようになっていきました。
特に右脚に痛みや張りを感じられ「歩いている姿勢が傾いるのではないか?」と思うようになったそうです。腰痛や肩のハリ、痺れの緩和を目指してエミシア訪問鍼灸マッサージが、患者様のお悩みを解決するべく取り組んでいることをご紹介いたします。
エミシアを知ったきっかけ
現在の高齢者住宅(サ高住)に入居する前の老人ホームから、シビレや痛みを何とかしたい・・・と訪問の鍼治療をしていました。しかし、4~5年間ほど治療してもらっても改善した実感がわかず悩んでいたところ、いまの高齢者住宅に【エミシア】のポスターやパンフレットが置いてあったため、相談したという状況です。
実際にサービスを利用していかがですか?
エミシアさんにお願いをした当初は、別の事業者で鍼治療のみを受けていて、治療が重ならないよう「マッサージのみ」を受けていました。長年治療を受けていた鍼の施術ではなかなか改善を実感できなかったのですが、エミシアさんにお願いをしてから、次第に変わっていく実感があったので、とても成果を感じてうれしかったです。
足のシビレや違和感はまだある中でも改善したかった《歩行》は、具体的に教えてもらえるアドバイスを意識しながら自主訓練をできるため、自分自身でもやりがいをもって取り組めました。
週3回ほど、お二人の施術師さんに来てもらっていますが、それぞれ気さくで一生懸命に対応してくれるため、別の事業者に頼んでいた鍼治療もエミシアさんにまとめてお願いしました。
いまの目標は何ですか?
昔から歩くことが好きでしたので、時間がかかったとしても、より遠くの場所へ行けることを目指して頑張っています。
高齢者住宅では、時間がたっぷりあるので好きな本や漫画を読んだり、漫画の好きな場面を切り抜いてノートにまとめて一日を過ごしています。
近くのコンビニでは本の種類が少ないので、歩いて他のお店に行きたいと思っています。
【施術者より】
患者様は、自身の改善を強く望まれており、施術時にその意欲が常に感じられます。過去に右腰から右大腿四頭筋にかけて痛みやシビレを経験され、その影響で歩行時に力が抜ける感覚や左肩の下がり、歩行速度の低下などを訴えられました。
マッサージや鍼灸などの施術に加え、機能訓練にも積極的に取り組まれています。特に、バランストレーニングに力を入れており、下半身の安定感が次第に増しています。
これに伴い、右腰から右大腿四頭筋にかけてのシビレも軽減し、歩行時の左肩の下がりも減少し、姿勢も改善されています。また、患者様自身が行っているトレーニングも成果を出しており、今後も安定した歩行を維持するための支援を積極的に行ってまいります。