えん鍼で浮腫み改善
こんにちは。エミシア訪問鍼灸マッサージ、浜松エリア担当の笠原です。
先日、目の下の浮腫みが「えん鍼」(小児鍼の1種)を使用して改善した例を体験したので、今回は「えん鍼」について紹介したいと思います。
まず、小児鍼について。
字のとおり、小児鍼とは子供に使用する鍼のことで、刺さない鍼の1種で、擦ったり、つついたりして使います。癇の虫や夜泣き、虚弱体質等に使用します。また、刺激に敏感な大人にも使用します。そして、上の写真のものが「えん鍼」です。鍼、といっても先端が丸くなっていて、刺さらないようになっています。柔らかい刺激を与えたい時に使います。
上の写真のように、先端で皮膚を擦るようにして使います。このとき、もう一方の手(写真の場合は左手)で、擦った後を追うように撫でると刺激が更に柔らかくなります。浮腫みに使いたいときは、浮腫みのある部位に身体の中心に向かって擦るようにします。
また浮腫みの他、皮膚のちょっとした炎症や痒みのある部位にも使ったりします。
この「えん鍼」ですが、専門の鍼でなくても家庭にある普通のスプーンでも代用できます。
柄の方でもサジの方でも良いので、上の写真のように皮膚を擦るように使います。
今回はえん鍼、小児鍼について紹介しましたが、浮腫みのあるときに是非試してみて下さい。
9月に入り朝晩は涼しく過ごしやすくなりましたが、1日の気温差が大きく体調を崩しやすくもあります。風邪などひかないように気を付けて、お過ごし下さい。