訪問鍼灸マッサージ　患者様インタビュー 24

今年の6月ごろより、名古屋市内のサービス付き高齢者向け住宅にご入居中のご夫婦へ、訪問鍼灸マッサージに伺っております。90代の旦那様と80代の奥様です。取材者としても、将来目指すようなご夫婦で、お話を伺っている際も心温まるような仲睦まじいお二人でした。

症状としては、特に奥様から痛みの訴えが強く、肩や腰にかけて痛みや足の浮腫みが顕著にみられます。特に足の浮腫みに伴う足指の動きに制限があり、放っておくとさらに悪化する恐れがあります。脚の浮腫みに伴う痛みはないそうですが、違和感があり歩行にも影響が出ています。

入居している施設に案内ポスターが貼ってあり、以前から気になっていました。たまたま、施設の広い場所（食堂)で『無料の体験会』をやっていると知り、その場で体験を受けて良さを実感したのがきっかけです。年齢もあって、自分たちで治療院へ通うのは難しいこともあり、来てもらえるならありがたい…と利用を決めました。

ご夫婦とも豊田市(旧藤岡町)の出身で幼少期からお互い知っていたそうです。20代でご結婚をされて、最初は地元で農林業や陶磁器の原料(石粉)の生産をしていたそうです。その後、旦那様は縁が合って名古屋市内の中学・高校(大学付属校)の社会科の教員として70歳までお勤めになったそうです。奥様も養護教諭として定年（60歳)までお勤めになった後、「改めて勉強をしたい」と大学に入学し、その先の大学院まで通われたそうです。60代で新たに大学へ入学したとお聞きし、加えて大学院にまで進学したとのことで、とても驚きましたし何歳になっても勉強するという大切さを教えていただきました。ご夫婦とも教育に携わり、多くの優秀な卒業生を世に輩出してきたのではないでしょうか。旦那様の教員引退と奥様の大学院卒業後は、週1回程度、ご夫婦で奥様のご実家(豊田市)の手入れをしていたそうです。このように、第二の人生(セカンドライフ)においても、精力的に活動されていたこともあるのか・・・奥様は「86歳までは健康だったのよ」とおっしゃっていました。旦那様も90代のご年齢とは思えないほど、お元気でいらっしゃいます。ただ、若くしてご病気に罹られた娘様の看病・介護で、奥様が背中を痛めてしまい3年ほど前に手術を受けたとのことです。その数か月後にはアキレス腱を切るなど、体のトラブルが続いたとお話されました。

旦那様「いつも来てくれる先生は若くて元気をもらう。（年齢的に)毎週、孫が来てくれるようで楽しくてうれしい。」奥様「体の気になっている所を聞いてくれて、的確にマッサージや鍼・お灸をしてくれるので体が楽になる。今は週1回の楽しみだけど、他の予定が無ければもっと来てほしいと思っている」このように仰っていました。エミシア訪問鍼灸マッサージでは、“施術をする”ということだけではなく、お伺いする患者様とのコミュニケーションも大切にしています。

・施設の職員さん以外とお話できる楽しみがある・先生は外を回っているから、いろんなお話ができて刺激になる・「来客がある」というワクワクがある【ご家族】・定期的に訪問してくれ見守りにもなる・お話もしてくれるので、以前より表情が明るくなったなど、お体のお悩み改善以外にも、様々なお声をいただけます。引き続き、私たちエミシアがお手伝いできること、全力でお役に立ちたいと思います。